11月の香港渡航、メインイベントは２日間にわたる
大人女子限定のスペシャルディナーへの参加。
友人でブロガーの山口眞里子さんと、
「ルシャスデリシャス」主宰 料理家・櫻井景子先生との
共催イベントです。
第1夜は香港南側にある市場の熟食中心（フードコート）で
ワイルド＆ゴージャスな海鮮大晩餐会でした。
続く第2夜は趣をガラッと変えて、
ぐっとエレガントに、オシャレに～♪
私房菜（プライベートキッチン）にて、この季節ならではのスペシャルティ
上海蟹をメインにした特別コースをいただきましたよ～。
場所は香港島東側、西湾河（サイワンホー）にある
ギャラリー・アートスタジオ兼私房菜「梓桐堂 GITONE」
ランチ、ディナーを楽しめるダイニングであると同時に、
陶芸教室や絵画教室でもあるというアートに囲まれた
素敵な店内です。
オーナーは、陶芸家で画家のテレンス・リーさん。
元々、スタッフに振舞われていたお料理が余りに素晴らしいと評判になり、
1999年には私房菜・プライベートキッチンを始められていたそうです。
実は10年前、私は香港で、その後もずっと忘れられない
感動的に美味しいスープに出会ったことがありました。
そのスープを頂いたお店こそ、こちらの「GITONE」だったのです。
そのころはまだ、香港島中央部の湾仔（ワンチャイ）にあり、
この西灣河へ移転後も何度か訪れましたがここ数年はすっかりご無沙汰。
今回の大人女子限定ディナーが大好きな「GITONE」での
スペシャルな上海蟹コースと聞いて、もうワクワク、ドキドキ、
心躍らせてこの日を迎えたのです！
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ところで・・・今回の大人女子会のドリンクルールは、
各自飲みたいものを持参するというスタイル。
というわけで、友人と私は、近所のセブンイレブンで
スミノフ＆イタリアの白ワインを調達して参加しました。
勢ぞろいした、参加者の大人女子12名、
思い思いのドリンクを片手に乾杯！
至福のディナーがスタートしました。
前菜は「梓桐花園 GITONE GARDEN」と名付けられたプレート
見た目もお味も麗しいスターターに歓声があがります。
前菜プレート
アワビの柑橘ワインソース 柑橘酔鮑魚
鶏肉と揚げ湯葉のゴマソース仕立て 芝麻鶏糸糸粉皮
揚げ豆腐かぼちゃトリフソース 南瓜松露
ハマグリのグリーンサラダ 花蛤沙律菜
甘酢と山椒の精進ロール 山椒糠
そして待望のスープ！
白菜、干し貝柱、キノコ、金華ハムのダブルボイルドスープ
菜膽燉三寶
身体に染み渡るような、どこまでも優しく深い味わい
これです！これ！
味わいたかった香港のスープ、やっぱり素晴らしい！
あちこちで、ため息が聞こえます。
そして、主役「上海蟹」の登場！
上海蟹は秋口から冬にかけてが旬。
10月はメスが卵を蓄えて最も美味しい時期と言われ、
11月にはオスが旬を迎えるのだそうです。
今回は11月なので、
メスよりも濃厚な味わいというオス。
お腹側の形で雌雄見分けるそうで、
三角形になっているのがオス、
メスは横線だけなのだそうですよ。
今回のディナーをコーディネートくださった
料理家・ルシャスデリシャスの櫻井景子先生が
蟹のさばき方のコツを解説してくださったので、
各自はさみで解体しながら、余すところなく
美味しくいただくことができました。
オスは白子とカニみそが濃厚で 超絶美味！
うーん、たまりませーん！
ホタテのソテー白玉翠紅霞帶子
黒トリフと海老ペーストのチャーハン 野菜ときのこのソテー添え
黑松露馬拉盞炒飯 三菇扒菜苗
蟹は体を冷やすのだそうで、上海蟹のあとには、
体を温める生姜の糖水が出てくるのが習わしだそうです。
このあたり、香港の食養生の考え方がしっかり根付いていますね。
そして、デザート。
写真は、奥が生姜糖水、
左手前が巨峰プリン 巨峰提子糕
右がゴマ団子 芝麻湯丸
※オリジナルメニューはご覧のとおり、
広東語と英語表記のため、上記日本語訳はすべて我流です（ご容赦を！）
期待を超える素晴らしいディナーに大満足な夜でした。
