今年の夏、金鐘のJWマリオットに宿泊した朝、
かなり久々に、ビクトリアピークに上ってみました。
何年も香港通いを続けていますが、
ビクトリアピークには、ここ数年すっかりご無沙汰。
たまに、香港に初めて来る人にアテンドする時以外は、
ほとんど上ることはありません。
またピークに行きたい時も、
香港名物のピークトラムはいつも大行列で
こちらも長年ご無沙汰。
3年ほど前に、義理の父母のアテンドで来た時にも、
あまりの長蛇の列に並ぶのをあきらめ、
タクシーで上がったものでした。
義父母にとっては初めての香港だったので、
あの独特の重力を感じるピークトラム、
そして標高が上がるにつれ見えてくる
トラムからの素晴らしい景色を
ぜひ見てもらいたかったのですが・・・(TT)
そんなわけで、もう10年以上、
ピークに登る時も、大行列のピークトラムは使わず、
タクシーまたはミニバスばかりでした。
(ミニバスも楽しいですけどね~)
それでもたまには、
香港名物のピークトラムに、
乗りたいなあ~と思っていまして、
行列を避けられるという朝の時間帯に、
今回でかけてみることにしたのです。
実はこのアイデア、中医美容学博士・楊さちこ先生の
この本に触発されてのことでした。
ビクトリアピークは、
風水の基本「気」の流れ、
すなわち、香港の「龍脈(気の流れ)」の終点であり、
香港屈指のパワースポットでもあるそうです。
とても高いパワーが滞留すると言われるこの場所は
特に財運、出世運に効くといわれる開運スポットなのだとか。
気を浄化して運気アップを狙うのならば
清浄な陽の気が高まる朝の時間帯に訪れるのがお勧めとのことでした。
そうか!朝なら、ピークトラムにもスムーズに乗れるはずだし、
さらに開運パワーをチャージできるなんて、
これは行くしかないでしょう!(笑)
朝7時30分、運気アップよりも、
睡眠大好きな眠り姫の娘はホテルに残し、
私ひとりで出発です。
中環側からはピークトラムの麓駅に行ったことはありましたが、
金鐘側からは初めて。
直線距離は近いのですが、
このあたりは車の道と歩行者の道が入り組んでいて、少しわかりづらいのです。
途中でグーグルマップで道順を確認していると
通勤途中の親切なおじさまが声をかけてくださり、
トラム駅の見える場所まで案内してくださいました。
こういう優しさ、とっても嬉しいですね!ありがとうございました~♪
部屋を出て15分程度、7時45分ごろにはトラム駅に到着。
案の定、まったく人は並んでいません。
地元の人やピークに通勤するらしき人たちとともに、
のんびりと、久しぶりにあの重力を感じながらのピークトラム
ほぼ10分弱の旅を満喫しました~。
トラム山頂駅につくと、山頂駅ビル内のパシフィックコーヒーが
午前8時にオープンしたばかり。
まさに最高の眺めを満喫しながら、ほっと一息休憩できる
このスペシャルな場所にあるパシフィックコーヒー。
ゆっくり楽しみたいところですが、こちらには、帰りに立ち寄ることにして、
さあ早速、楊さちこ先生のおすすめ「ルガードロード」ルートへ。
ピークトラム山頂駅を背中に、出発です。
駅のビルを出て右側方向。画面左手の赤い扉の白い建物は
ピークトラム運営会社の事務所のようでした。
右手にある住宅と、事務所の建物の間の細い山道を進んでいきます。
トラム会社のドアの前には、可愛い獅子ちゃんが鎮座していました。
人通りは多くはありませんが、時折ランナーや、犬の散歩に来ている人とすれ違うので、
この時間帯ならば一人歩きでも不安はありませんでした。
ゆるい勾配ながら、汗が噴き出てきます。
運動不足の体には、心地よい汗です。
20分弱で、目的の絶景ポイントへ到達。
前方に絵葉書などで見覚えのある絶景が広がってくるので、
「その場」に到達したことはすぐにわかります。
まさに「ザ 香港 」な光景です!
いや~ やっぱり感激しますね。
手前には中環のビル群
ビクトリアハーバーをはさんで見える九龍半島の風景。
真正面から流れてくる、清浄な気のパワーに包まれているような
そんな心地よさです。
ホントに気持ちいいですよぉ~
機会があれば、ぜひぜひ、訪れてみてくださいね
この日は、中環の摩天楼の向こうに、湾仔のコンベンションセンター、
そして九龍半島側を望む東方面は少し雲が出ていましたが、
空港・マカオ方面の西側は気持ちの良い青空が広がっていました。
写真撮影をしながら、しばし、十分に朝の清浄な気を満喫。
8月の香港 朝8時半ごろ。
季節的には暑いさかりでしたが、まだこの時間帯であれば、
気温もそれほど上がりきっておらず、軽い運動で快適に汗をかくことができます。
私のほかにも、この絶景とピークのパワーを楽しみに
訪れている人たちがいました。
このまま山道を進むと トータル1時間半、5キロ程度、
山頂の周囲をぐるりと一周して、トラム駅に戻れる
トレイルになっているそうですよ。
でも、この日の私はここで折り返し。
帰りは、絶景の山頂駅のパシフィックコーヒーで
冷たいカフェラテをいただいてピークトラムで下山しました。
麓のトラム駅に帰着したのは9時20分ごろ。
麓駅からは往復1時間半ほどのピーク登山でした。
この時間には、すでにトラム駅には行列ができはじめていましたよ。
ピークは夜景も、もちろん必見ですが、
朝のピーク登山、ピークトラムも待たずに乗れますし、
何より良いを汗かいて、パワーチャージ!
心も体もすっきりできて超お勧めです!