週末海外トラベラー☆
旅するサラリーママン
小宮かとりーぬです。
先週末の東京出張では
とても嬉しいことがありました。
今日は旅のお話ではなく、
仕事の話なんですが・・・
〇全国会議でのプレゼンテーション
いつもの担当者が出席できず・・・
先週末は
同業の全国各社の
マーケティング部門の担当者が
一堂に会する恒例の会議がありました。
北海道から鹿児島まで
各社の部門代表が集う
年に一度の大規模な会議です。
毎年弊社からも、
過去一年間の調査事例の中から
他社のみなさんにも
お役立ていただけそうな
トピックを選び、
プレゼンテーションしています。
ここ数年の会議で
毎年プレゼンを担当していた部員が
今年は別件で
出席できなかったこともあり、
今回は別の部員が
初めて、全国各社の前で
発表をおこないました。
発表のテーマは、
彼自身が最近担当してきた
他企業と組んでおこなった
とある新しい機器を使った
メディア接触に関係する調査。
手法自体が珍しいこと
今、業界の関心事である、
若い世代のメディア意識・接触の
実態に迫る調査でしたので、
トピックとしては
各社に関心を寄せていただけるものと
踏んでいました。
〇初の大舞台でのプレゼンテーションに
後輩くんがチャレンジ!
実は 毎年担当してくれていた部員が
今回は出席できないことが分かった時、
今回のプレゼンは
私自身が行おうかとの考えが
一瞬、よぎったのでした。
もちろん、
そんな機会を奪うようなことは
すべきではないとは
わかっていましたが、
全国の関係各社の責任者の前で
弊社を代表して行う
プレゼンテーション。
正直、やりきってくれるだろうか、
との不安な気持ちが私にはありました。
というのが、
今回担当してくれた部員は
話し上手な社員が
比較的多い弊社の中では、
どちらかというと
人前で話すことが
得意なタイプではありませんでした。
とにかくサポート体制は
最善をつくそうと、
事前にほかのチーフにも協力してもらい
彼のプレゼン準備段階での確認、
直前にはリハーサルを行って
当日を迎えたのでした。
〇素直で努力家な後輩くんの成長
4年前、私の部署に異動してきた彼は
年代的には中堅からベテランに
差し掛かる年齢でした。
弊社内では、
商品開発系、総務系、新規技術系、など
様々な職場を経験していましたが、
社内での評価は
「人柄はよく真面目だが・・・」
自分の強み、
専門分野をまだ見つけられずにいた
印象でした。
確かに、
同じ部門のエキスパートと
社内でも認められる部員たちに比べると、
日々の事業に関する数値データや、
マーケティング調査結果から
有効な情報を読み取る力
いわゆる
「トピックが何かをつかむ」
「メッセージを明らかにする」
というセンスに
少し弱い部分がありました。
しかし、彼の良いところは、
上司や同僚からの助言を素直に聞き
そこを改善すべく
コツコツ努力できるところでした。
時に、部署の中では先輩にあたる
社歴では年下からの意見にも
素直に耳を傾けていました。
正直悔しい思いをしたことも
あったのではないかと思います。
現在は、
ある事業予測のシミュレーションを
メインで担当し、
毎週役員への報告を
行っているのですが、
彼の作る予測値が、
昨今は非常に精度が高まり
社内でも好評をいただけるように
なっていました。
〇そして、全国会議本番!
40分間のプレゼンテーション…
今までの彼のプレゼンの中でも、
最高の出来映え。
大きな会場で、
聞き手の反応を見ながら、
おちついて、
わかりやすく話していました。
問題点を明らかにする、
動画編集も大変的確でした。
事前チェックで打ち合わせた
軌道修正ポイントについても
しっかりとクリアできていました。
こうした大舞台を与えられることで
人というのは
素晴らしい力を発揮するのだと
改めて感動しました。
おかげさまで会議後の懇親会でも
各社から多くのお褒めの言葉、
また内容に関する
様々な質問をいただき、
また今後の経過についても知りたいとの
ご要望をいただきました。
おそらく、社外の人から、
このように求められる経験は
彼にとっても
初めてのことであったと思います。
一瞬、自分でプレゼンしようかと
逃げの考えを抱いた、
器の小さな上司の私。
器量の小さい自分 (←体はデカいけど)を恥じつつ、
素晴らしい力を見せてくれた彼に、
心から感謝しました。
今回の体験で、
素直に努力を続けられる人は、
いくつになっても
どんどん成長することを
目の当たりにしました。
そして、大きなチャンスは、
素晴らしく人を育てるものだと
実感しました。
また一つ、私の部署としても
頼もしい戦力を得たと確信できた、
嬉しい出張でした。